Bianchi ML3 Repart Corse (9)チェーンをつなぐ

 ひょっとしたら購入以来Bianchiにパンク修理以外のメインテナンスはやってないような気がする。
 もともと主治医に肺に見慣れない影が写ったので次の定期診療日にCTを撮りましょうと言われて、次の定期診療日が偶然CEOの誕生日になって、もしこれで肺がんと宣告されたら、それを誕生日に聴かされるCEOの心情を思うに辛くなって、つい買ってしまったのだった。幸い、影は何でもなかったことが判明したのであったが、メインテナンスしてしまうと何かツキが落ちそうな気もしてそのまま乗ってきたが、そろそろチェーンを洗わないといけないと思っていたところであった。
 ともかく2年間砂まみれ油まみれで真っ黒になっているので、百金で買ってきたガラス瓶に入れて灯油を注ぎ、ボロ布で拭いて切れた部分を確認。ディレイラーには綿のようなものが巻きついていて、歯ブラシでこすり取る。捨てられたマスクの不織布を噛み込んだらこんな感じになるのかもと思われた。ディレイラーのギアの回り方がものすごくスムーズになったのはよいが、靴墨のような真っ黒な塊がぼろぼろ玄関に散乱するので。これを目撃したCEOの心情を察するに必死で拭き取って事なきを得る。

 そこに到着したチェーンカッターの台紙には、「カンパの11速用のチェーンには使えません」と書いてあって(amazon.co.jpのページには「シマノHG(6~10速)、UG、IG対応」とallowの方は書いてあってもdenyの方は書いてない)びびるのだが、カンパの10速用にはおかげさまでちゃんと使えた。
 切れ端の一方は変形してピンがとんでおり、ここを一齣切り離し、反対側もこれに合うように一齣切って、結局二齣切り縮め、元通りにぐるっと通してチェーンの断端をつないで、チェーンカッターを逆に使ってピンを押し込んでつなぐ。
 少しずつコツを体得しながら作業して、Bianchiが復活した。
 というか、チェーンカッターでチェーンを外して洗うと、その間にディレイラーにたまった靴墨を取り除いたり、後輪のフレ取りをできて楽だということに気がついたのだった。

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