奥村康《免疫のはなし》東京図書

 昨晩少し気になるところがあって、以前自炊したPDFをevernoteの書庫からひっぱり出してiPad Proで読み始める。
 おそらく以前にカラーモードを自動にしてスキャンしたのであろう、Black&Whiteになったページとgrayscale階調のページ、すなわち痩せたタイプフェイスとぼやけたタイプフェイスが混在して読みにくいことこの上ないのだが、それも気にならないくらい軽妙な文体に引き込まれて、完全に寝落ちするまで、数回取り落したiPadを拾い上げて読み進んだ。
 今朝起きてからこの際もう一冊安いのを買って自炊し直しておこうとamazon.co.jpで探す。それにしてもついこの間どこかのBookOFFで見かけて買ったような気がしてならないのに、少なくとも本ブログに記載はなく、また先日のマッシブスキャンの対象にも入っていない

 同じ業者さんでまとめ買いできるものはないかと調べるうちに、松岡正剛氏の著書を発見。松岡編集長の工作舎の《遊》は、大学生の頃バイトの収入でやっと買えたのをいまだに大事に本棚に並べている。今読み返そうにも、あまりにも小さい活字でみっしり組んであるページに老眼がついていかないのであるが、取り上げるテーマと構成、デザイン、装丁、どれをとっても他の追随を許さない、素晴らしいものであった。中身は届いてからのお楽しみであるが、どうもこれからの1年か2年にどこかしら似通ったプロジェクトに関わりそうな予感がするので購入。

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