年賀状職人を越えるソーシャル定点観測データベースの提案(3)

 先日CEOがリビングの棚の整理をしたときに出土した、2005年以来の年賀状の束2675枚を一括スキャンする。
 すでに鬼籍に入られたベートーベンと同時代の楽譜をお持ちのカワダセンセイ神に召されたミズサキセンセイオンブラ・マイ・フのご楽友ツツミセンセイの絶筆は御真筆で残し、それ以外はリサイクルに回す方針で進める。
 2年かかってやっと答えが返ってくるような年賀はがきでの15年分のやり取りを早送りで鑑賞すると、これは本当に面白くて、あの頃そんなことをおっしゃっていたのかということが鮮明に見えてきたりする。1光年離れた人とSMSで通信して、一つずつの吹き出しが年賀状になっている感じなのである。
 大学生の頃から2004年までの年賀状が、まだ行方不明なので、筆者の人生の前半は未だに行方不明である。大型連休の間、これまでの引っ越しでどこかに紛れ込んだものを見つけ出すまでは、外出を後回しにするということであると、「自粛」を要請される精神的なストレスはわりと気にかからないように思う。

本ブログではamazon associate広告を利用しています。