岡田つほ子 うつわ展

 先日DB-25端子のセットリストが出土した横のビニール袋から封筒の束のたぐいが出土した。
 その中に1986年6月23日から7月12日まで岡山市春日町のコーヒー&クラフト木陽(もくよう)で開催されたうつわ展のはがきがあった。
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 このはがきをいただいた経緯はよく覚えていて、土曜日の昼食を食べに出て、その後木陽で喫茶したときにその展示品を拝見して、備前焼ながら深いブルーの釉薬のかかった雰囲気のあるコーヒーカップを購入したのであった。
 その期間の土曜日は、6月28日、7月5日、12日の3日に限られるが、千秋楽の12日で、もう展示品がだいぶ売れてしまって…というようなお話をうかがったような気もしてきた。
 割と大ぶりでアメリカンをごくごく飲みながらバグ取りするような生活にはぴったりであったが、西古松の借家に暮らしているときに割ってしまって、現在はないのである。
 たまたまヤフオクに出品されてたりしていないかと探すのに杳として訪ねあたらず、作家名がうろ覚えであるためかと思い悩むわずか40 cm向こうにその解が眠っていたという不思議。
 他にも献血手帳、ALPHA-UX読本、岡山天文博物館見学案内の栞、宮崎市本部はにわ製作所のはにわの栞など、独身貴族の頃ワクワクしたものが次から次へと見つかった。
 コーヒー&クラフト木陽は今も健在であることを知ってほっとしたのであるが、たしかその近所の朱肉を誂えたお店を探していたら、なんと木陽の隣りのビルの1階のグラスウォールにCassina ixcの文字を見つけて一驚を喫す。
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 ひょっとして筆者は若い頃憧れのRed and Blue chairの前を12年近く行きつ戻りつしていたのかもしれない。うっかりと見過ごしてばかりの人生かな。

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