暁に目覚めて

 夜中に何度か脳梗塞で左半身が麻痺してしまった夢にうなされて目が覚める。
 ついに6時50分に起き出して、夢を反芻しながら朝風呂に入る。
 外は木枯らしが吹いていて、「どうと吹いた風」でトチノキが実を「ばらばらと落とし」て転がっているあの通りに行ってみたくてたまらなくなる。
 …はて、「どうと吹いた風」は《風の又三郎》でよかったとして、「ばらばらと落とす」のは何だったろうか?としばらく気になる。
 風は《注文の多い料理店》でも《どんぐりと山猫》でもどうと吹いているし、とちの実は《鹿踊りのはじまり》にも出てくるが、実をばらばらと落とすのは《どんぐりと山猫》に出てくる栗の木のほかにはないようである。
 結局朝9時からのクライアントの準備のために早朝の西通りには赴かず。これから季節風の吹きすさぶ早朝に目が覚めた時にはぜひ出かけてみたい。

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