光の道

 たしか仔牛会で盛り上がった話題と記憶するが、かのハコザキグーシュラインにも、年に二回長い参道の先のお汐井浜に日が落ちて、その光が本殿に差し込んで御神体の鏡をてらす『夕陽』がある。国会図書館筥崎宮誌にも「夕陽の壮観」の章があるが、何月何日に見られるかについての記載はないようである。
 参道の方位は293°とのことであるので、今年は5月13日7月29日になるのだろう。国立天文台暦計算室の予想地点は薬院のあたり(北緯 33.5833°、東経 130.4000°、標高 0.0 m)のようで、筥崎宮北緯33.614715°, 東経130.423003°、標高10 m)からは南南西に4 kmほど離れており、北緯の違いは1'53"ということになる。日が差し込むウィンドウがどのくらい狭いのかはわからない。前後の日も大願は成就するくらいの許容範囲があるのか、年によっては天候に恵まれても成就しないくらい、閏年にしか起こらないくらいシビアなのか。
こよみの計算のページで、筥崎宮の緯度経度標高を入れて計算してみたら、日没の方位角は273.0°で小数点下一位まで一致していた。

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