もうひとつの(マーラー/クーベリックの)第九

 昨日買ってきたイタリアの《大地の歌》とのカップリング限定盤の演奏は、演奏時間やファイルサイズの面から1967年のスタジオ録音盤とは異なるが、1975年のライブ録音盤の第2、第3楽章の最後に6〜10秒の無音部を水増しするとほぼ同じ演奏時間で、聴いた感じもよく似ている。録音レベルを高く設定してあるためであろう、ppの部分での低音楽器の動きなどは大変よく聴き取れる。その分ffのところで音が割れている。
 《大地の歌》については「イタリアの音質最悪な海賊盤」の存在が知られているらしいが、この盤もその一族かもしれない。
 限定盤の出所不明の演奏は、ありがたがって聴きくらべていることを書き込んで、いっぱしのファンになったつもりでもないが、筆者の天界への扉が開くかどうかは報告しておかねばと考えている。

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