NAXOSについては10年前に機内で読んだ日経新聞の紹介記事くらいしか知識がなく、また普段レコード屋さんに行く機会もほとんどないので、売られているCDを見たこともなかった。それが、先週BookOFF Plus福岡野多目店の中古CDの棚に20〜30枚くらいのNaxosレーベルのCDライブラリを見つけて、一生分のNAXOSに突然襲撃されたように感じてすっかり慌てふためいてしまった。周辺地域（福岡市の南区）には充実した音楽生活を送っておられる方が多いのではないだろうか。あるいはがんセンターが至近にあることも何か関係しているかもしれない。
なじみのない作曲家・演奏家のCDなのでつい気後れしてしまったが、次の機会にはぜひ何枚か買ってみたいものだと考えた。ただし、店内で一枚ずつamazon.co.jpのユーザーズコメントを確認などしていたら、挙動不審爺でご迷惑をおかけしてしまう。困ったものだと思っていたところで、本書を見つけた。3000枚ものレパートリー（2007年執筆時）のあるNaxosレーベルの中でご店主のお気に入りを紹介するというスタイルのガイドブックである。
筆者のような、あまりにも自信もセンスもない、主体性のない中古CDの買い方のガイドブックとして用いる場合には、ディスク番号、アーティスト名、ディスク名でソートされたリストがあると大変便利であると気がつく。いわゆる索引であるが、巻末にはないので、これは自炊してOCRから切り取るか、手打ちで作るかということである。別解として、ネットでcsvファイルを探してみたが、あいにく見つからず。
