ご一行が懐かしい町並みをぶらぶらしているのを拝見。
鶴形山の阿智神社の絵馬堂は、筆者にも思い出が深い。
Moeに連載されていたますむら・ひろし《アタゴオル玉手箱》「水いろの切符」(1986年12月号と1987年1月号に前編後編にわけて掲載)の暗号の謎解きには懸賞がかかっていた。
「イチス」が「私」の意味になるという三日月姫のヒントを頼りに当時必死に解こうとして、その暗号は今でも暗誦できるくらい記憶に残っている。文字コードをデクリメントして解けたのが、この絵馬堂であった。
天井には方位磁石があって、十二支の干支の動物の形がはめ込んであるのを、いつか撮りに行かなければと念じて、爾来30年そのままになっている。いつでも行けると思っているうちに、思い立っても行けないほど遠くなってしまった。