卓袱台の動き No.79 1977・5・17

 たまたま母刀自が持ってきたひと束の書簡集の中から、ちょうど40年前の今日発行されたニューズレターが出てきた。
 時節柄筆者も参加した昭和52年度入学宣誓式の記事もある。40年を経過して当時の総長告示を読むと、足腰を鍛えるということをテーマに、知的な面では自発的な勉学の態度を身につけることを偉大な先輩である大村益次郎を取り上げて諭し、結びでは文字通りのフィジカルな鍛え方の工夫について、なるべく多く歩くようにするとか具体的に述べた上で「入学祝いに自動車を買ってもらおうなどというのは、もっての外のこと」と釘を差している。
 また、昭和47年(1972年)8月9日のユネスコ子どもキャンプ大会消印の絵葉書、ハネムーン中のうしお第二三七号 中学校の部(昭和46年頃)なども出土。投函日が正確に特定できる郵便書簡の消印の正確さに感心するのだが、考えてみればこちらが本家ということだった。
  Evernoteにファイルしたときに、消印日付を作成日にすると、時間軸方向に展開されていくわけである。とは言うものの、21437のノートを見直して日付を打ち替えていくことを余生のライフワークなどにはしたくない。
 むしろ、これから知的生活が始まるイマドキの若い人におかれては、ぜひメモ用紙一枚でもきちんとシワを伸ばしてEvernoteにクリップしていかれるように、お勧めしたい。
 

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