休養後

 昼すぎまでだらだらと寝る。以前実家にあって、帰省した時に借りるのが定番であった亡父の浴衣風ガーゼの寝巻きを母刀自から譲り受け、毎晩帰省しているかのような感覚である。とは言え、ホームタウンにはもう帰る実家も寝る場所もないということに思い至ると喪失感に苛まれるものである。

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