阿蘇瑞枝《柿本人麻呂論考》

 今回スキャンした中で、もっともマッシブであったのが本書で、Scansnap organizerの都合で一気に読み込むことができず、2つのファイルに分割収納した。
 梅原猛《歌の復籍》の略体歌・非略体歌論も、阿蘇氏の業績の上に成り立っているのである。筆者はどこかで読んだ論文(「人麻呂歌集の書式再考をパソコンで(情報処理語学文学研究会会報17号 1995.7)」かもしれない)でMS-DOS上でテキストエディタを用いて万葉集のテキストを手打ちしてデータベースを作り、いわゆる国文学の世界のデータマイニングを創始した方と勝手に思っている。
 その阿蘇氏の1,000ページを越える大著をEvernoteに入れて、博覧強記を目指そうという次第である。

柿本人麻呂論考 (1972年)

柿本人麻呂論考 (1972年)

本ブログではamazon associate広告を利用しています。