情報への手がかりは一冊のノートにまとめなさい

 奥野宜之《情報は1冊のノートにまとめなさい》を読んで、手触りの良いフェイクレザー表紙のノートを買ってきて、新聞のスクラップと聴講記録をまとめるようにしはじめて4か月。
 切り抜いてやろうという意識で新聞に目を通していると、見えなかった関連性もだんだんと見えるようになった。ここでいう関連性とは、記事どうしの、という以外に記事の内容と仕事との関連ということもある。ノートを読み返して、もう少し進んだら関連性が出てくると予感して、もう一度切り抜くこともある。そういうことで、テトリスのコマのように割り付けられた記事をあれもこれもと切り抜いて、A5のノートに貼ってまとめるのは相当面倒なことに気がついた。四半世紀前に閲覧した国会図書館の新聞のスクラップは、一旦切り離して長方形に再構成していたと記憶する。これが理想ではあろうが、1つずつやっていくのはなかなか大変なことでもあって、億劫さに比例してだんだん切り抜きがたまってきたのだった。一方、筆者は朝日新聞デジタルと契約しているので、外付け大脳皮質のEvernoteへの切り抜きは、フォーマットや字数制限もない。結局半ページ以上の面積の記事については、全部をノートに貼り付けるのではなく、ヘッドライン、印象的なコメント、用語解説のコーナーとイラストやグラフなどをノートに貼っておいて、後でEvernoteから全文検索するときの手がかりにするのでよいと気がついた。

情報は1冊のノートにまとめなさい[完全版]

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