ハリバートンスーツケース

朝から好天。久々に朝寝を楽しもうと思っていたのに、不吉な電話の呼び出し音で叩き起こされて眠れなくなる。
スーツケースを開いて縁側で虫干しするが、太陽光の下で仔細に観察すればするほど「熟れ過ぎ」ていることがわかる。内張の布は一旦外して、洗濯した方がよさそうであるし、少しフレームの曲がりを直した方がよいかも、と思案する。
西から降雨域が到来するのに追い立てられるように、ねじ止めされたパーツを取り外し、内張の布を剥がし、下張りの厚紙を破り取る。両面テープで固着した部分を水で洗ってふやかしてみる。ここはシール剥がしの方がよさそうである。一方で、二つの外殻をつなぐ蝶番の一つが曲がってしまっていて、どうもそれが閉めたときに隙間が空いてしまう原因のようである。何とかそれを曲げ直し、ゴムパッキンを入れ直すと、しっかり気密なスーツケースになるのに違いない。

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