フェイクファーベスト

 作業着が、いわゆるscrub形式のものに変更になった。
 夏はよいけれど、冬の福岡市早良区は大陸からの季節風の直撃で凍てつく寒さになる。作業中に凍えて狭心症発作など起こして迷惑をかけないように、重ね着しておけば寒風吹きさらしの環境でも汗がダラダラ出て止まらないような、ファーのベストをほしいと思っていた。残念ながらエブリデイロープライスのお店には見つからず、オークションで散々探してやっと落札したのである。
 外側は、厚手ナイロン生地でできていて、工事現場で使用されたのではないかというヘビーデューティーさが印象的である。内側はフェイクファーで毛足が10 cmほどある。いまどきはもう少し外にひびかないような薄手で保温性能の高いものを求めるのであろうが、試着してみるに、それほど悪くはない。背中のラベルには、前所有者のお名前がマジック書きされていて、ベンジンでこすっても落ちないので、糸をほどいてはずしてしまった。
 CEOなどは、これで3日も経てば悪臭が漂うようになるだろうから、本店営業部目安箱に「臭い作業員がいる、アイツをやめさせろ」と投書してやると意気込んでいる。

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