オークションに昭和26年頃の地形図が出品されていたのをヒントに、空襲前の古い地形図を捜そうとして、旧版地図のコピーを分けてくださるという国土地理院のサービスを発見した。亡父誕生の頃、そして祖父逝去の頃の五万分の一の地形図の謄本を取り寄せてみることにした。
一家の住んでいた家は空襲で焼失し、まったく跡形もなくなってしまった。その場所をいつか亡父に尋ねようと思っているうちに、当時を知るのは叔母二人となった。と言っても当時下の叔母は４歳であったから、空襲前の街並の中から場所を特定できるとすれば、おしもおばあちゃんの家に一人で行っていた当時９歳のミユキ叔母さんに頼るしかあるまい。
というので、早速２つの場所で４つの時期の白黒柾版の1/5万地形図合計８枚の謄本の交付願を、4000円分の収入印紙と400円分の返信用切手を同封してつくば市の国土地理院に送る。
