6時起床

 まだ暗いうちから、採血。点滴は続行されている。朝食なし。
 教授回診に遭遇。教授は、学生さんにも筆者のアキレス腱に触れさせながら何か説明をされた。
 後で調べてみたところ、コレステロールの沈着が見られやすい場所なのだそうだ。筆者は左足の付け根に脂肪腫もあり、うっかりしていたがどうも家族性脂質異常症である可能性が高そうに思う。とは言うものの、父方にも母方にも虚血性心疾患や脳梗塞の家族歴はないのである。
 痛みの出現はすっかり影を潜めて、翌日の心臓カテーテル検査をスケジュールされた。絶対安静とはいえ、昼食、夕食は背中を90°まで起こしていただくことができた。しかし他は、ベッドの上でうつらうつらと過ごす。
CEOがスマートフォンの充電ケーブルを届けてくれたので、自分では動けないがお願いすれば充電できるようになった。それで、aquosphoneにダウンロードして背景にも使っているEscherの《凹と凸》をかなりの時間をかけて仔細に眺めた。もしお嫌いでないなら入院中にThe M. C. Escher Companyのギャラリーをゆっくりと鑑賞するのはお勧めではないか。
 なお、CCU全域で28℃のエアコンが効いていて半袖の病衣で快適なのであるが、夜間熱っぽくなり、38℃の微熱となる。布団を二枚重ねにしてもらい、もぐって汗をかいてなんとか体温を下げようとする。

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