Planex MZK-USBSV

 もう七年も前の話しであるが、背振周治院の院内LANには、もともとSefliTunesという名のサーバーありき。Princeton PEC-NAVというケースに300 GBくらいのハードディスクを入れていた。いわゆるNASのはしりで、院内LANクライアントのiTunesから外部ライブラリとして見えて、曲を読み込めるようにしていたのである。なぜそれを外してしまったのか、理由はすでに忘却の彼方なり。
 このたびの大掃除で出土したMZK-USBSVも、買ってからすでに3年を経過した年代モノである。実に小さな筐体の中には、Arduino MicroのようなLinuxマシンが組み込まれているのであろう。すでにディスコンになっているが、100Base-TUSB2.0という仕様はまだ完全な時代遅れというわけではない。超餓鬼ストアで298円のカードリーダーを買ってきて、手持ちのSDカードを挿すとノースピンドルのデータサーバーで使える期待がある。
 Planexのホームページからたどれるマニュアルにしたがって、設定ツールをインストールしたノートPCと1:1でつないで、ネットワーク設定を調整したり、アドミニストレーターのパスワードを設定したりして、LANにつなぎこむまでの準備が第一段階、LANにつなぎこんで、アドミンとしてログインし、sambaまたはftpサーバーを設定するのが第二段階である。
 本機のメリットを、クラウドに蓄えたデータ(たとえば楽曲ファイル)のLAN内キャッシュとして用いるところとするなら、クラウドストレージとsyncしているPCのデータをSDカードスロット経由でコピーする方が、無線LAN越しに本機にアップロードするのよりも早くすみそうに思う。

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