amazon.co.jpで買える電子パーツでnon-ADB NeXTキーボードのUSB化ができるという事実


 non-ADB NeXTキーボードのUSB化は、ネットでもかなり話題になったようで、あちこちに転載されている。そのLadyadaさんたちが参考にした相模原ガジェット製作所の「ぬし」さんは、PICでプログラムしたコンバータを製作販売されている方である。non-ADB NeXT-PS2コンバータについては「日本国内でこれを必要としている方(一桁)全員に行き渡ったと思われるため、今のところ追加製作の予定」なしとのこと。しかし、世界中にはまだまだかなりの潜在的需要があるということかもしれない。
 筆者が書斎に秘匿しているのは、aikoさまのお生まれあそばしし日に大漁エレクトロニクスにて購入した日本語配列の中古品である。[0]キーと[-]キーの上にNeXTのロゴのレリーフがある。Apple Keyboard IIも右下隅にAppleのカラーのロゴがはめ込みになっていて、いまどきのUSBキーボードにはない強烈な主張を感じる。軟弱なノートPCのシルキーなキータッチに慣れてしまった今となっては、NeXTキーボードのストロークは深すぎ、バネも硬すぎるように感じる。しかし、いつもいつも2Bの鉛筆ではなく、時には2Hの硬さのキーボードも使えるように整備して原稿書き三昧の日が来るのを待つのも悪くあるまい。
 クリスマス休暇の電子工作のターゲットとしてどうかと検討するうちに、本屋さんの在庫のロングテールに、信号変換に用いるArduino Microを発見して、まさに驚愕。
なお、オリジナルのUSB化は、純正のケーブルのコネクタをつなぐarduino箱を介する方式である。もう純正のNeXTキューブにはつなぐことは考えないという向きには、本体の中にArduinoを納め、ケーブル引き出し口にUSBコネクタを付ける方がモダンに見えそうにも思う。まあ、余剰スペースの面からも十分可能であると思う。それでも純正のケーブルを残すこだわりの意味は何かというと、コネクタにNeXTのレリーフがあるという、その一点ではないかと思料する。

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