投票終了の時報とともに当確が出るような選挙でよいのか

 投票終了の30分前に投票に行った。帰ってきて8時の時報と同時に当確候補者数が2ケタで表示されてわが目を疑った。盛夏であるから投票率が伸びないのもしようがないのかもしれないが、まさかあまりにも投票率が低いので開票があっという間に終了してしまったわけでもあるまいに…。
 マスコミとしては、他局よりも一秒でも早く当確を出すことを目標に、出口調査を綿密にやって、その結果から精密に予測しているのだと思われる。その努力には敬意を表したい。しかしながら開票も始まらないうちから議席が決まったように報道され、さらに候補者が万歳三唱などしているのを見せられると、国民としては自分の投じた一票をないがしろにされている気分大である。これでは当選者は公示の時点で決まってしまっていて、投票に行こうが行くまいが大勢は変わらないのではないか、と無力感を感じてしまうのではないか。
 このマスコミの「予知能力」が、投票率の低さに大いに関係しているのではないか。というのが筆者の仮説である。この予知能力を越えて最後の一票まで当確が見えないようにするためには、一体どのくらいの投票率が必要なのであろうか。ということを考察しようとすると、当選予測のための出口調査のデータとそれにもとづく予測のアルゴリズムを知らなければならない。というようなことで検索しているうちに見つけたのであるが、このビッグデータが導き出した参議院選挙の議席予測は、どのくらい予測可能なのであろうか?

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