シュミットカセグレン式大口径観光用望遠鏡の正体

 何気なく拝見していた、釣りちゃんねるの「東北つれつれ団」で秋田県の寒風山の回転展望台のロングショットにかなり大口径の望遠鏡が写っているのに一驚。紹介動画にもワンカット登場するが、シルバーの鏡筒である。対物側に副鏡が見えたので、写真レンズで言うところのミラーレンズに違いない。目算では口径400 mmくらいありそうに思われた。防水仕様にするのは難しい構造ではないかと思われるが、展望台のガラス窓の中に据え付けてあるので、屋外設置のような防水性能は必要ないのであろう。
 ネットで検索すると、同展望台に屈折式の双眼望遠鏡を納入したメーカーは見つかるが、同社の製品ラインに大口径のカタディオプトリックスは見当たらず。この光学系をトレードマークにしているミードなら、$16,199.00のこれあたりになるのであろうか。
 再放送されたのを録画して解析したところ、アイピースではなく液晶スクリーンで見るタイプのものらしいことがわかった。ハンドルの形状は、Kowaの観光用テレビ望遠鏡てれぼーくんに酷似している。ただし、鏡筒、架台の形状はまったく異なるし、納入実績のページに寒風山展望台はクレジットされていない。

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