《オンブラ・マイ・フ》と《落葉松》

 古希記念パーティーで朗々と《オンブラ・マイ・フ》を唄い上げたご楽友が、昨年末から体調を崩され、幽冥の境を彷徨っておられるのをお見舞いしたのは今年の正月のことであった。その時お持ちしたDVDに入れたコンサートでは、《オンブラ・マイ・フ》はお唄いにはならなかった。そのかわりに、《落葉松》がよかった。
 心がぬれるような落葉松の夜の雨を想い、ターミナルフェーズに入りなむとするご楽友を想う。
 帰宅してDVDをもう一枚焼いて、視聴しながら寝てしまう。

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