Evernote〆日まで1週間

 昨年のEvernoteの使い方を省みるに、毎日外付けの大脳皮質としてアクセスしない日はなかった。しかしながら、月あたり1 GBのアップロードリミットを使いきって、〆日が来るのが待ち遠しいというわけではなかった。時にはかなりの分量を残したまま次の月に移行していたと思われる。
 すなわち、アップロードするファイルがいつまでもいつまでも湧いてくるというわけではないところに到達したのである。こういう境地を迎えたプレミアムユーザーはどうするのであろうか。月500円というのを、高いと考える人は、無料ユーザーに戻って、これまでの蓄えを検索・活用してやってゆくのであろうか。その戻り方とか、戻った時の制約などについて、詳細は不明である。大量アップロードを目的としたプレミアムユーザーからの会費収入が減って、しかもその膨らんだノートブックを蓄積・維持し続けるというのは、徐々に経営を圧迫しそうにも思われるが、ビジネスモデルとしてはどうなのであろう。筆者にとってEvernoteはかけがえのない外付けの大脳皮質であるから、本体のほうが使い物にならなくなる時まで、もっていてほしいと願うのである。
 とは言うものの、幸いに筆者にはまだまだアップロードするものが残っていた。すなわち、今iPadに入れて持ち歩く必要のない「枯れた」自炊本については、OCRをかけて容量を縮小させて外付けの大脳皮質にぎりぎりまで詰め込んで、全文検索の対象にするのがよいと気がついたのである。毎月アップロードリミットぎりぎりまで使いきっても、数か月を要する予定であるから、ここ当分は外付けの大脳皮質が成長していくということだ。

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