大分市で綱渡りのロジ担

 上の子が就職試験のため一泊二日で大分市に行くことをCEOから聞いて、聞き終わる前に、同行しようと決心した。気合を入れてロジ担しようというのと、大分市は市を上げてパブリックアートを建立していることを、市のホームページで拝見していたからである。たまたま日帰りで古賀忠雄彫刻の森を取材しようかと考えていたところでもあったので、渡りに船といえないこともない。
 それで、上の子が出発するまでの間に、大分市のホームページから彫刻のサムネイルと地図の掲載されたPDFをせっせとiBooksで表示(することでiPadにダウンロード)。片手にオフライン状態のiPadを持って野外彫刻めぐり、というのを想定(実際にはこれが機動力にすぐれたやり方であった)。
 ただし、地図が細切れで全体像がつかめず、戦術あって戦略なきが如し。それで、思い立って近隣の百均にて大分県の地図を探すに、九州7県のうち大分のみが在庫切れなのである。
 しようがないので現地調達することにして、1泊分の着替えのほか、ノートPC、iPad、ケータイ、FinePix Real3D W3と各々の充電器を準備。そうこうするうちに、脊振周治院の無線LANがどうにもつながらなくなり、出発を遅らせて色々とリカバリを試みるがうまくいかず。やむをえず、宿も現地調達という綱渡り。
 古いTumiのリュックに、洗いざらしのポロシャツ、綿パンで貧乏なツーリストじじいに身をやつして出発。御朱印帳がわりのスケッチブックや名刺入れは持っているが、日焼け止めクリームと宿は現地調達。
 TumiのリュックはMacintosh Portableの時代の設計であるから、歩きながらiPadをしまったりすぐに抜いたりできるようなポケットがない。フォトジャーナリストベストを着てくればもう少し楽だったに違いないが、それでもデジカメのバッテリやメモリカードの安全な保管は考慮の他である。このあたりは今後根本的な機能と形態の調和が必要なのである。

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