朝倉響子《ソフィー》、1986年

 黄金週間にしては風の冷たい美しい月夜。山越えして、かねてから拝見したいと考えていた朝倉響子作品を鑑賞する。Google mapでルート検索するが、結局のところはレッドキャベッジの前の道をまっすぐまっすぐ(福大通ー大池通)でたどり着く。途中からどうも見覚えのある道であるなと思ったら、季節労働者の頃の通勤路であった。野間四つ角に突き当り、以前徘徊した記憶をたよりにアミューズ高宮にたどり着く。
 駅前広場のまん中で、ソフィーは駅から出てくる誰かを気にしてベンチに座っている。ように設置されている。隣に座ることも可能な状態であるのが、朝倉作品の特徴かと思われる。2300時頃到着して人通りもまばらなのを幸い、Finepix Real3D W3を抜いて、背景をアウトフォーカスにしたり明度の差をつけて、浮き上がった状態に仕上げることを心がけて撮像。
 魅力的な角度を探すとそこには必ず背景のお店のシャッターやのぼりが写り込むのは、都会的な野外彫刻の撮像の宿命と言える。背景との距離やストロボのあたった鋳肌の明るさと背景の光の強さの差を利用するわけであるのだが、撮影者がコントロールできるパラメータは限られているからなかなか難しい。
 撮影後、高宮通りを天神方面に向かうが、歩道に酔客多し。平尾から山荘通りを経て桜坂を越えて六本松に抜ける。

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