世界一美しい星空の見える村 〜ニュージーランド星空紀行〜

 昨日は一日雪の舞う寒い日になって、アスファルト以外のところは白く雪の残ったまま日暮れを迎えたのであった。手袋の防寒性能試験で満足いく結果を得て耐寒訓練から帰ってきて、そのまま風呂でEL&P展覧会の絵を聴いてくつろいで夜更かし。
 ゆっくり起きだして、世界一美しい星空の見える村を訪問する番組を拝見した。クルーは世界一のプラネタリウム製作者大平貴之氏に同行してロケしているのであるが、いくらなんでも一週間の取材で晴れる夜ばかりでもないから星空だけで2時間持たせることはできないから、「星空の保全」とか「環境の保全」とかが番組の主題になっているのである。
 しかし、導入部で流れたAlex Charney氏の星空のtime-lapseビデオは、Tekapoの星空の美しさを余すところなく写し取っていて、魅了された。同じ手法でハイビジョン撮影された富士山麓の星空は以前にも拝見したことがあったが、今回はより精細に見えたのは、テレビがかわったためかもしれない。
 原理的には、長時間露出した星空の画像をつないでいって一本のビデオにするわけであるから、十分なバッテリとメモリーカードさえ用意すれば誰にでもできそうに思われる。しかし実際のところ、日没から日の出まで約半日の間、同じ画角を維持したまま、電源と空きメモリを維持するのは結構大変なことであろう。それどころか、スムーズなパンに感銘を受けたのだが、どうやってコマごとにカメラを移動しているのか?特殊な雲台に載せているのか?こういうディテールに興味を惹かれたのは筆者だけではないようで、撮影者のFacebookでの質疑応答にその答え(Adobe Photoshop CS5 Extended using 3D render and animation of a 360 degree spherical panorama)を見つけた。これはPhotoshop CS5でjpg画像を貼りあわせてtime-lapseビデオに仕上げることができると読むべきなのであろうか。[天文]

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