デジタル版ステレオカメラfinepix real3D W3

 日常のちょっとした記録は006SHの3Dデジカメで事足りるようになって、愛用していたfinepix Z300をまん中の子の成人祝いに供した。いい加減すり切れてしまったのを体よく処分したのではないかと、CEOあたりから追求されそうな次第である。が、まん中の子はなかなかうまいこと使いこなして成人式のスナップをGoogle plusにアップロードした。それを表示して、うちの子以外の被写体にこれはタカラジェンヌのナニナニちゃんなどとタグをつけているのであるから、これは親バカ以外の何者にもあらず。
 それで、ちょっとした記録よりは半オクターブほど上がった仕事や屋外の彫像の撮影向きにステレオカメラを導入してみむとす。赤瀬川原平《コンチュラ物語》で有名になった機械じかけのステレオカメラは、これは好事家のための少数生産の工芸品であって、とても筆者のような貧乏人に手の届くものではなかった。それがデジカメの御代になって、2台のコンパクトデジカメを同期させて撮影するためのハーネスが気になったこともあったが、今は現行のステレオデジカメを買うことのできる時代である。finepix real3D W3は、ちょうどZ300クラスの屈曲光学系が瞳孔間距離分離れて2系統並べてある。本機種以外に選択の余地はなく、購入機種の選定作業は全く不要である。新品価格はZ300購入価額の1.7倍ほどで、中古価格とほとんど同じであったことから、新品を調達した。
 V社製のビデオコーダーでSDカードにフルハイビジョン録画した3Dムービーを、職場のP社製3Dディスプレイで表示試験をやったらまともに表示できない不具合が発覚して、納入寸前でキャンセルしたことがあった。その後も、なかなか代替機種のテストが進んでいないのである。W3で、技術突破(とは言いすぎである)ができれば、3Dの視覚素材を社員教育に導入できる。amazon.co.jp経由でジョーシンwebストアから購入。以前イベント準備でN社D3100を10台まとめて購入した時にお世話になったお店である。
 それで、ついでにamazon.co.jpのおすすめリストをもう少し何とかしようとして泥沼に踏み込んでしまった。[野外彫刻]

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