野外彫刻のガイドブック

 Googleで「野外彫刻」で引いてみると、かなり熱心に調査され、公開されている地域があることがわかった。こういう彫像は多くの場合地方自治体が設置するのだと思うが、意外と自治体のホームページでは言及されないものであるように思う。そういう意味では、都市空間の中では、狛犬庚申塔にも似た存在であるようにも思われる。「枚挙にいとまがない」うえに今もどこかで建立されている可能性があるのだから、網羅的なガイドブックを作成することは原理的に不可能なのであろう。
 ただし、佐藤忠良氏の作品に限っては、《藤田 観龍:佐藤忠良彫刻写真集―全野外作品》がある。これは素晴らしい。いずれ購入して、参考にさせていただきたいと思うが、まずは身近なところから捜索を始めて、次第に網羅的に、各地の情報を1枚の地図の上のハイパーテキストに集約できれば、と思うのである。と考えながら寝てしまって、彫像撮影用のデジカメとしてOlympus XZ-1がよいだろうか、あるいはシフトレンズを品定めするべきかと悩む夢を見る。
 夢からさめて、いや結局は中望遠でオートフォーカスの利くマイクロフォーサーズレンズでよいような気もする。と思い直す。[野外彫刻]

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