インターフェース1983年11月号別冊UNIXの世界

 CQ出版社のインタフェース誌は、筆者にとって大学卒業前後数年間の愛読誌であった。当時萩谷昌己氏は、H君への手紙を連載されていた他、突発的につく別冊付録「UNIXの世界」では《鏡の国のアリス》仕立てのUnix入門を執筆され、筆者などまだ見たこともないOS環境に憧れを募らせたのであった。表紙にはカラフルでハイキーなトーンの紙粘土細工(というのかどうか、今ならPhotoShopで作れるかも?)のアリスが登場していたのであった。
 後日記(2020.5.6)>実物を発見したが、記憶とは異なって油彩のイラストのように思われる。目次のページのキャプションによれば、”<表紙>デザイン/峯 良二  イラスト/伊部喜久雄  カメラ/佐瀬 真”ということである。
 あれから28年目の11月がやってきてみると、ポケットの携帯電話がunixクローンのOSで動いていて、CPUは当時のものより1000倍も速く、当時の価格換算で(256 kBのメモリが20,000円として)8億円相当の記憶容量がのっているのである。
 などというような懐古的なことを考えるきっかけになったのは、萩谷氏がtwitterにアカウント持っているのを偶然発見したためである。《ソフトウェア考現学》の著者の、iPhoneからのツイートを目撃するというのは、筆者にとっては感激モノのはずなのに違和感があって、その正体が何か考察しているうちに書類書き滞る。[Linux]

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