iTunes 10.5 / iOS 5アップデート二日目

 一晩放置したが埒があかないので、基幹Windows XP SP3マシンをリブートしたら、別に問題なかった。問題が出るところまで進んでいなかったという方が正確であろう。何せCPUタイムの1%以下しか使えない状態で24時間経過しても、累積CPUタイムは15分以下でしかないのだから。
 それで、22 GB積み重ねてあった500冊ほどの本をすべて取り除けて、身軽にしてアップデートに挑戦するが、とにかくマシンタイムの割り当てがほとんどない状態が続く中、アップデートはエラー1602で異常終了してしまった。「バックアップに失敗しました」とのメッセージ。巷間喧伝されたエラー3200とは異なり、その約半分のエラーコードである…。iPadは「母艦のiTunesにケーブル接続してね」の画を表示したまま停まっていて、再起動しようにも抜け殻状態である。
 思い立って、discussion.apple.comのitunes is using 100% CPUの投稿を参考に、Power Shell 2.0で「netsh winsock reset」を実行してみたら、例のCPU占有が嘘のように解消。ただし今度はiTunes 10.5が立ち上がらなくなってしまって、焦りまくる。
 背水の陣であるが、同じディスカッションのXP Service Pack 3 Users - Winsock Reset also works using Microsoft FixIt tool:に従って、こちらの中段辺りのFixItツールをダウンロード、実行して再起動してみる。
 これで、iTunesが常識的なCPU使用率で立ち上がるようになった。iPadをつないで、指示の通りに工場出荷時の状態に復元。再起動したら驚いたことにiOS5が立ち上がってきた!これこそAppleの魔法であるとは思うのだが、このWinsock resetを必要とする方がどのくらいいらっしゃったのか。
 iOS5初回起動時の設定画面で、iCloudの設定が終了。続いてバックアップから購入Appや(やや控えめに317冊の)ブックを書き戻し。15分ほどでアップデートが終了してしまって、この2日間の徒労のすべてが挽回されたような気になるのであるが、実際には期限の切迫した申請書書きが止まってしまって首の回らない状態である。
 これで、みなさんが思い思いにiCloudを使い始めると、アップロードのパケットがWiFiネットワークを飛び交うようになるのであろう。[iOS]

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