かなり前に鹿児島の中古CD屋さんでMaggie Reilly - Elena
を購入したのであった。Maggie Reillyの澄んだ声には定評があって、Mike Oldfieldのアルバムにも毎回客演しているのである。そのアルバムにIn the Heat of Nightという曲があって、これがなかなか夏の夜の寝苦しさを爽やかに歌い上げた佳曲なのである。途中のエレキギターのソロの雰囲気や、Pat Benatarに同名のアルバム
があることから、てっきりPat Benatarがこぶしをぐるぐる回して唄いあげている原曲のカバーであると考えていた。それで、アメリカ中西部あたりの息苦しいほどの熱気を感じたいと思って、Pat Benatarの「原曲」を探したら、これは歌詞もメロディーも異なっていて、筆者は全くの誤解をしていたことが判明。さらに白状すれば、「アメリカ中西部あたりの熱帯夜」は、アラン・シリトーの《長距離ランナーの孤独》からのイメージであったのだが、これもイギリスが舞台であるということだ。
それで、逆にMaggie ReillyのIn the Heat of the NightをPat Benatarにカバーしてほしいものであると思うようになった。[音楽]
