旅の徒然に読む本

 夕方、BOOKOffで10冊ほど105円本を選んで自炊。部屋や本棚の整理作業からははるかに逸脱してしまうが、目方では100 kg相当を超える書庫を携帯して、その一冊を旅の道中でひもとくことができるのは痛快である。
 ただ、こうなってみるとリアルな本のサイズや手触りの多様性というのは、かなり贅沢なことに思われるのである。新学期を前にして、新しい教科書のインクの匂いに気を奮い立たせるというのは、今なら(かろうじて)当たり前のことであるが、これが電子化するとどうなるか。何を読むにも同じ手触りの端末が、学年が進むにつれて古びていくというのはやるせない感じもするのである。[本]

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