矢野健太郎:現代幾何の発想(エピステーメー叢書)、1978年、朝日出版社

 盆明け進行で疲れはて、宵に近隣の古本屋さんに出向く。本棚を隅から隅まで見て歩くうち、現代幾何の発想を発見。
 矢野健太郎先生は、我々の世代においては緋色と紺色の表紙の《解法のテクニック》で一世を風靡した、最も身近な数学者であったといえよう。教養の頃の物理学の講義が脱線して「彼がなぜアレを書くにいたったか」を拝聴できたのも懐かしい思い出である。今回お二人とも21世紀を迎えることなく鬼籍に入られたことを知る。なお、言うまでもないであろうが、同姓同名の「ネコじゃないモン!」先生の方が後発である。[本]

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