Google contactで住所録の統合(2)

 前回の続編である。
 e-mailディレクトリと郵便住所録をGoogle contactに統合してiPhoneとも同期させ、年賀状印刷やイベント準備も(わりと)楽々乗り切ったのであるが、この際筆者なりに気をつけたのは以下の通りであった。(1)ふりがなは、姓の方にフルネームを書いて、名は空白にした(iPhoneで名の方を姓と認識して五十音順に並び替えられてしまったことがあった)(2)郵便番号は住所の行頭に半角数字で記載し、スペースを空けて住所を続けた(Google contactからcsvにエクスポートしたデータファイルには郵便番号や州のカラムも定義されているが、日本の住所には対応できてなかった)
 さて、新装なったGmailのcontactでは、住所の横に《詳細...》ボタンがあって、これを押すとポップアップしたウィンドウで郵便番号、県、市、町名以下などのフィールドにデータを区分して入力できるようになった。昨年末の不満がほぼ解消されたように思われるのである。
 ただし、そうやって入力した住所を表示すると、アメリカ式の町名以下→市→州(定義名はregion)→郵便番号→国名のフォーマットで、やや脱力するが、シンク先のiPhoneの連絡先ではまともに表示されている。具体的には上記(2)の方式で入力したものと同等に表示される。これは使える。と言うか、日本の住所データの保存を一歩進んだアノテーションつきでできるようになったことは高く評価しなければならない。願わくば、人名や日付の表示をどうするか設定できるように、住所表示についても「日本式」に設定できるとありがたい。
 ただし、実際には、iPhoneから年賀状を印刷するわけではないので、データを他のソフトへインポートする際のデータエクスポートの品質がものをいうことになる。試しに作成してみたエクスポートファイルの中身はまだまだのようであり、レコードの途中に改行コードが入ったり、カンマをはさんで引用符(“”)が入っていたりする。これではまだまだ◯◯名人や◯まめといえども素直にデータをインポートしてはくれるまい。[Google]

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