ディレクトリをとって撮影情報を整理する

 撮影した画像ファイルには、撮影データがExif形式で含まれていることをごぞんじの方が多いと思われる。使用機材、撮影条件などは網羅されているので、従来の銀塩カメラの一部の機種では、シャッタスピードや絞りの条件はコマの間に焼きこんで記録されていたが、多くの場合にはメモを取っておかない限り、記憶に頼ることになっていたのであるが、これについてはどんなに安物のデジカメでも大丈夫なのである。
 それで、こういう撮影画像のファイルを撮影日ごとのフォルダに放りこんで1年も経過すると、容量の加減で外付けのハードディスクに移したりするし、これはこれでまたメタなレベルで収集がつかなくなる。そういうわけで、そのメタレベルの整理というものを試みてみた。
 まず、筆者は画像ファイルをWindowsで管理しているので、コマンドプロンプトを立ち上げ、撮影日ごとのフォルダの入っている一段上の画像ファイルのレベルに移動し、そのレベル以下のディレクトリをとる。
 c:\user_home> cd picture_directory
 c:\user_home\picture_directory> dir -r ./ > outputfile.txt
 これで、再帰的にディレクトリを掘っくり返してとったファイルの情報がoutputfile.txtに書き込まれるわけである。
 Lumix GH1やGH2で動画をとった場合には、撮影日時をファイル名とし、サフィックスの異なるファイルが4つ作られるが、動画としては1つなので、これを1行に集約する。ここでJEdit(なぜかMac OS Xでの作業になっている…)なら、「^[a-z0-9\:\-\t\s\/\(\)_]+\.(cont|pmpd|tmb|iis)\s+\n」を見つけてNull文字列に置換すればよろしい。と言うのを得意気に披露しようと思ったが、実はこれには別解があって、Windows Powershellで、get-childitem -recurse -include *.JPG *.m2ts > result.txtというコマンド一発でほぼ同じ結果を得ることができる。
 それでもまだ、日付はメモリーカードからハードディスクに移した時の作成日時であって、撮影日時ではないようである。WindowsエクスプローラPicasaなどはExifファイルから撮影日時を抽出して表示するのであまり意識しないところであるが、OSのdirコマンドではそう簡単にはいかないらしく、Exifから抜き出した情報でファイルの作成日時を上書きするソフトも公開されている。筆者は、ファイルネームを撮影日時時刻にしたわけであるが、これも連写して同一時分秒となると名前の付け方が多少怪しくなる。Exifの規格で「形式は"YYYY:MM:DD HH:MM:SS"」になっているあたりがその原因と考えられる。[一行野郎]

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