アウトドア五徳ナイフ

 Rothcoのフォトベストには、かなり多くのポケットがあって、着るカメラバッグと呼ばれるにふさわしい。しかし、普段使いなら小銭入れと予備バッテリとSDカードケースがあれば事足りる。世界の果てまで行くとか紛争地の取材に出かけるのでもない限り入れるものが見つからない。デジタル化にともなって未露光・撮影済みフィルムのパトローネを分別収納する必要がなくなったから、余計にスペースが余るのであろう。
 笹本祐一氏によれば、フォトベストにスイスオフィサーズナイフとソリテールと小型双眼鏡があれば大体どこに行っても事足りると書いておられる。たしか、その記載のとおり、アーミーナイフにソリテールをくっつけておいたのだが、これが見つからない。
 百均に行ってみると、300円ほどで二十得ナイフが買えることに気がつく。しかしまあ、はさみはほとんどつかいものにならないと佐貫亦男先生の評を思い出し、もう少しシンプルな十徳くらいのオフィサーズナイフがほしいものだと思った。
 岡山で独身時代に買った数少ない調理器具が、7徳スプーン・フォーク付ナイフコッヘルであった。その7徳スプーン・フォーク付ナイフを$2.50相当額で購入。機内持ち込みは不可であるが、ABC martletで買ってきたカップ麺やくだものを食するにも好都合である。重すぎず軽すぎず、ややずっしりした手応えが心地良い。何を食べるか想像しているだけで、夢がアウトドアを駆けめぐり、しあわせな気持ちになる。これでもうすっかり元はとってしまった。実に良い買い物をしたものである。[lifehacks]

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