夕方にCEOとともに天神へ。
某有名地銀の地下ホールにてモーツァルト《ピアノソナタ6番》、シューマン《子供の情景》、菅野良弘《水の粒子‥ピアノと明珍火箸のため‥》、ショパン《英雄ポロネーズ》ほか、ガーシュウィン《ラプソディー・イン・ブルー》を拝聴する。
なお、明珍火箸とは、玉鋼で作られた火箸であるが、これを一膳スタンドに吊るしてあって、手で払うとえも言われぬカラッとしたチャイムのような鈴のような、タルコフスキー版《ソラリス》のハリーの鈴の音を思い出すような音色である。演奏者の紹介によれば、オーディオマイクの開発にあたっては、高調波歪みの検出のための音源として使われる由。製作できる方は姫路の元刀鍛冶の方お一人で、その価格も国宝級(40万円)である。
GPSロガーを胸ポケットに入れて、天井に鉄板を搭載している(はずの)車での移動もほぼ問題なく記録されていた。