Scientific American's "the Amateur Scientist": The Complete 20th Century Collection Version 1.0

 それで、《アマチュア科学者》を読み返していて、訳者(村山信彦氏)あとがきに原典のうちの約1/3の、日本のアマチュアには一般的でない分野の記事は割愛したとの記述に気がつくのである。それらの中には、分光器、考古学編の2章分、バクテリア培養、風呂桶流体力学とかかなり面白そうなものもある。Stong氏編の原著は今でも入手可能であろうか?と調べるうちに、CDR版をたずねあてぬ。1960年発行のStong本には、当然のことながらフラクタル図形など取り上げられるはずもないが、本書には1928年から1999年にいたるすべてが網羅されているというのであるから、これはなかなか興味深い。
 CD-ROM出版で、その価格は講演料にほぼ等しいのではあるが、家計の苦しさ故になかなか購入に踏み切れず。しかし、考えて見れば日経サイエンスのバックナンバーをたどってコピーを集めれば、訳文で「自炊」できるということでもある。

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