はやぶさ後継機のカプセルからのビーコンの受信機

 世間では、はやぶさの地球帰還に感動した宰相のお声がかりではやぶさ2の予算が復活しそう、とか、他のプロジェクトの予算が圧迫されそうとか、いろいろと波紋が広がっていると、科学誌のニューズコラムで読んだ。当初なかった太陽電池パネルの損傷まで書き加えられてあって、科学誌らしからぬ混乱が見られるが…。日本の科学予算の2/3は宇宙探査と原子力関係に費やされ、残り1/3をその他大勢で分け合っているということなので、ここで後継機の予算が増えるということは、本業関連の予算に響く可能性もある。が、あえて小惑星からのサンプルリターンミッションの継続を願う一納税者のささやかな意思表示として、はやぶさ後継機のカプセルが大気圏突入後に送信するビーコンの受信機を購入して、その受信をいまかいまかと待つことにするというのはいかがであろうか。
 そこで、一体ビーコン電波の周波数はいくら?ということなのであるが、「はやぶさ」の場合は242.0 MHzのFM変調であったそうだ。確かに、吉田武:はやぶさ──不死身の探査機と宇宙研の物語、幻冬舎のあとがきにもそう書いてある。で、こういう周波数帯を受信できるようなラヂヲはどこにでもあるものではない…と思っていたら、GenoWebさんちでVertex standard VR-150を見つけた(ややお高い機種は、242 MHzの帯域が受信できない)。Vertex standardブランドは往年の八重洲の流れをくんでいるようなので、その品質は問題なしであろう。
 と思ったら、はやぶさと同じくリチウムイオンバッテリを搭載した後継機VR-160も出ている。ここは思案のしどころかもしれない。[ハードウェア]

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