文献の系統分析またはセマンティックネットワーク構築

 本日はノークライアントデイとなる。久々にEvernote収載の論文(現在2720編がオンラインにある)のアノテーションに1時間半ほど集中。以前門前払いされた文献も、時が解決してくれて無事収載。
 しばらく暖めておいた(というかさぼっていた)展望論文をどうまとめるべきか、敷地外で一人ブレスト。一報ずつその意図を読みとって系統樹を作ると、これはマインドマップと呼んでよいのであろうが、研究の栄枯盛衰を一覧できて、ある領野の進化爆発とか絶滅とかのストーリーが見えてくるのではないかと思いつく。
 その一方で、引用文献リストをある研究から過去の研究へのハイパーリンクと考えると、入り組んだネットワークがあるのは間違いのないところである。ただし、引用文献の情報は統一されたフォーマットでデータベース化されていないので、少なくとも全文テキスト情報が必要である。すでに対象論文が2000編を越えていて、さらに閉じたネットワークにするために一体どのくらいの論文を追加しなければならないか―人類の書いた論文の数は有限なので、いつか必ず閉じるのは間違いのないところであるが―予断を許さないのが恐ろしいところである。
 まあしかし、網羅的でなければ許せないと思い詰めてしまうのは筆者の悪い癖である。もう少し、考古学の発掘でトレンチを何本か掘削して全体像を推定してみるような手堅い生き方を考えるべきなのであろう。[文献整理]

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