レンズが揃ったら今度はボディーを…

 夏のボーナスが近づいてきて、来月のコンサートの撮影に向けて、そろそろFD 100 mm F2などを、とフジヤカメラさんやmapcameraさんの中古在庫をのぞいてみるのであるが、FDレンズの中古の在庫が減っている。それも明るめのレンズがごっそり姿を消したという印象である。
 もともとオートフォーカス一眼で光学的特性を活かすことのできるボディーがなかったために、往年の名レンズをかなりお安く買うことができていたわけである。ところが、マイクロフォーサーズLumix G-1が売れに売れて、パナソニックのデジカメシェア率が国内4位から3位に上がったほどであると聞く。いつまでもありそうに思っていたが、FDレンズを活かせるボディーが出たとあって、往年の名レンズはあっという間に市場から姿を消してしまったようなのである。しかし、オートフォーカスが利かないのは不便な面もあるので、マイクロフォーサーズオートフォーカスレンズが充実してきたらまたまた安値安定になるのではないかと、プアな筆者はひそかに期待するのである。
 ところでマイクロフォーサーズの規格は、PanasonicOlympusが制定したようなのであるが、これまではパナソニックのG-1, GH-1が先行してきた。Olympusの初号機は、来月3日発売予定のOLYMPUS マイクロ一眼 E-P1 パンケーキキット シルバー E-P1 PKIT-SLVである。そのデザインはG-1シリーズの一眼レフスタイルとはうって変わって、昔懐かしい、オリムパスペンカメラのテイストで、オリンパスの現行デジカメのラインアップの中にあっても超越したようなデザインの美しさに惚れ惚れする。
 筆者が小学校の修学旅行で別府に行った時、担任が持っていたのがPen EEであって、そのあこがれの気持ちはそのまま封印され、ご縁もないままかれこれ40年経過したところである。まあ、ほしいのかと問われれば、やぶさかでないのであろうが、G-1でかなりばちばち撮っている現状では二台目のマイクロフォーサーズカメラより先に、ハードディスクの確保が必要である。しかし、レリーズ時のショック(ミラーはなくてもショックはある)や音が小さい方が客席からステージを撮影しやすいので、これはぜひ発売後早めに検討したいところである。[もっと光を]

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