iPhone 3G S登場

 1年ぶりのバージョンアップでスピードが倍になっているということである。わずか2週間前に購入したばかりなのに、2年契約があと何か月残っていたっけ?というくらいリッチな体験をさせてもらっているのは間違いのないところである。特にかわったなと思うのが、これまで持ち歩いていたスマートフォン、コンパクトデジカメ、iPod touchが、iPhone1台に集約されてしまったということである。紛失した時のことを考えると恐ろしくもあるが、充電は一つですむし、これまで3つばらばらに持っていたときには考えられなかったような連携が可能であるということに大変満足している。
 そして、当面のメールの送受信やスケジュール管理に関しては、実は先代のスマートフォンよりも数倍使いやすい。それは洗練されたインタフェースのおかげであって、決してCPUのスピードが律速段階ではないことにうすうす気がついているから新製品を見てもうろたえないのであろう。2年縛りがあける頃CPUのスピードが8倍速くなっているとしたら、これはもう買い替えなければ使いものにならない可能性が高いが…。
 というわけなので、あと2週間待てば…というような後悔は、不思議にもまったく感じない。まあこれは21年前、結婚直前に駆け込みでMac IIを買って、Mac II fx(やQuickTakeやNewton)を見送ったのと同じ類のことであろう。あの当時、持ち運べて音楽が聴けたり、TVが観られたりしたらどんなによいであろうかと空想し、型遅れでディスカウントになっていたMacPortableを購入したが、これさえ腰を痛めずに秋葉から持って帰れるかどうかという重量級で、とても歩きながら使えるというものではなかった。21年の歳月はMac IIのCPU(68020)のクロック、メモリ容量(256 kB)とかハードディスク容量(40 MB)とかは2桁から3桁インフレートさせ、しかも手のひらにのるところまでのダウンサイジングを可能にするのである。当時のフラグシップ機のMac IIと比べるのは不適切かもしれないが、それでも比較可能なのは画面のピクセル数くらいのものであるのは驚きとしかいいようがない。[iPhone/iPod touch]

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