DMC-G1 ファームウェアアップデート プログラム(Ver.1.2)

 メールで通知が来たのでダウンロード。今回の目玉は「ホワイトバランスおよび色再現の性能の改善」と「低温時のフラッシュ動作の安定性の向上」の由。バッテリが満充電でないとアップデートがかからないというので充電待ち。その間に、ver. 1.3でぜひとりこんでほしいファームウェアアップデートについて意見をまとめてみる。
 筆者の使い方であると、視野の一部を拡大して星のような暗いものにフォーカスを当てる場合に、ゲインを上げないとノイズに埋もれて見えなくなったりするのが不満で、以前の使用者アンケートには、拡大表示中に露出補正できるようにしてほしいという要望を出したのであった。しかし、使い慣れてくると、これはあらかじめ撮像感度を最高のISO3200に上げ、めいっぱい+方向に露出補正をかけて無理やりモチーフを暗視してフォーカスを合わせることで切り抜けられる場合も少なくないことが分かった。後は、感度設定と露出補正を元に戻して撮影すればよいわけである。
 しかし、目いっぱい+補正してもスクリーンで見えない場合もある。「シャッター速度効果確認」で撮像条件での画像をプレビューしながらフォーカスを合わせるという方法がある。しかし、これはシャッター速度が10 sなら10秒ごとにしか画像が更新されないので、これをたよりにフォーカスの調整をやるのは、ちょうど火星上のオポチュニティをリモコンするようなもどかしさがある。
 そこでもう一つの要望は、「シャッター速度効果確認」モードで画面の一部を拡大してフォーカス調整ができるようにしてもらいたいのと、その際シャッター速度が1秒以上の場合は、1秒ごとの移動平均でプレビューを書き換えるようにしてもらえないかということである。
 いずれにしても、これまでのデジタル一眼ではファインダを拡大するマグニファイヤレンズは画面をより一層暗くするし、ファインダーで視認できない場合は実際の撮像結果を見ながらフォーカスリングを微調整しなければならなかったので、超精密なピントを得るのはなかなか至難の業であった。それが、荒れた画面であろうがフォーカスの当たり具合を直視してリアルタイムで調整できるのは、ずいぶんと心強いことであって、上述のように低光量時のフォーカス調整が改良されれば、もうこれは向かうところ敵なし状態になるのではと予想されるわけである。
 もうひとつは、ファインダーから目を離しても網膜にLVFの明るさが焼き付いてなかなか空の星が見えないという問題で、周囲の明るさに応じて撮影者の目が暗順応するのに連動してLVFの明るさを自動調節してもらえまいかということである。これも取説を読んでスクリーンの輝度調整をマスターすればよいだけの「車輪の再発明」かもしれないが、消費電力を節約し、バッテリのもちがよくなるのであろうし、悪い話ではないと思われる。[カメラ]

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