のち野良ロケ

 一体何週間ぶりであろうか。なにやかやと休日がだいなしにされる間にも季節はめぐり、暮れも押し詰まった厳冬の室見川河畔を走る。
 本日は、Lumix G1に14-45 mmズームとnew FD 300 mm F4Lの2本立てで、これをpoorman's Donkeのジャックバッグに放り込んで出発。28-90 mmズームと明るい600 mm(相当)望遠の取り合わせが、肩からさげられるほど小型軽量であるのはマイクロフォーサーズの勝利であろう。
 本体の方はまだ設定を詰めていないところがあって、どうもいちいちマニュアルにあたって確認しないと信用できない(設定メニューからそれが何を意味するのか想像できない)ところあり。今日はホワイトバランスを狂わせしまっていてーというのも、右手のグリップ部のダイアルを不用意に動かしてしまったためのようであるー一日分全部色温度の高いブルーな仕上がりになってしまった。
 600 mm相当のnew FD 300 mm F4Lは、手持ちではファインダーでみると相当にブレる。日中ならISO 400でF5.6〜8で1/1000〜1/4000でレリーズできて、いわゆる「1/焦点距離(秒)以上のシャッタースピードで写しましょう」ルールはクリアできそうなのである。かなり手ブレ画像が出るであろうと観念したが、あがりをざっと確認した限りではだいじょうぶのようでもある。
 しかし対カワセミレンズとしてはまだまだ広角すぎる。これにさらにエクステンダーをかませたくらいがちょうどよいのかもしれないが、カワセミの飛行速度に合わせて振り回しながらフォーカスを合わせるなどもってのほかで、筆者にはとてもできそうにない。
 それでふつうの焦点域はすでにズームでカバーされているので、筆者の場合にはその上に50 mm F1.4、100 mmあたりの「地味レンズ」を用意すれば充分そうである。特に、標準レンズは、焦点距離が倍に換算されてチョー明るい中望遠レンズに変身する。100 mmレンズもいわゆる中望遠三姉妹のなかでは最も地味な悩み多き次女なのであるが、そのコンパクトさがマイクロフォーサーズのボディには合いそうである。何よりも安価に入手できて希少品でない点が好ましい。[もっと光を]

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