Gentleman R et al.: RとBioconductorを用いたバイオインフォマティクス、シュプリンガージャパン

 情報戦略室から借りっぱなしであったのを、昨日一旦キックバックして、再度借りようとして、ブックキーパーがどこの書棚にゴールキックしたかわからなくなり、あわやオウンゴールか、というのを発見して再度借りだす。
 この本によれば、いつも危機一髪のところを助けてもらってきたR上に、Bioconductorパッケージをのせるとヒートマップを手で描かなくてもすむらしいというようなことがわかるわけである。実際には、DNAアレイのデータがたまってきたというような人に最適化されているように思われるが、これは大したものである。
 Bioconductorと3Dのリアルタイムレンダリングソフトとをさくさく使えるようなThinkPad Tシリーズの上位機種がほしいというのは、ブラウザとメーラーとオフィスソフトが使えればそれでよしとする一般的な使い方からすれば、もうちょっとだけパワーのある機械でずいぶんと知的レベルの高い仕事を片付けようという、いやみな感じがして嫌であるが…筆者のプロジェクト申請書のひとつのストイックな備品費の内訳である。いずれのソフトも立ち上げて即直感で使えるというものではなくて、まずデータの下ごしらえから始めないといけないし、マニュアル(それがビデオ形式であったりするが)と首っ引きでやり方はマスターした上で、細かいパラメータは自分のデータに合わせて変えて試してみなければならない段階だが、これらをさくさく使って見えないものをマイニングしていく自分を想像するに、なかなかこれは気持がよい未来なのではないかと思われる。
 今のところT60以降の中古価格は結構高く、おいそれと手が出せる状況ではない。今年のお正月のT40が安すぎた、ということでもある。[本]

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