理想のモバイルPC

 筆者の遠視の進行にまさるとも劣らぬ勢いで進化を続けるウルトラモバイルPCであるが、携帯に便利なら何でも使えるかというと、なかなかそうはいかない。…キーボードのキートップが指からはみ出してミスタッチを連発し、小ぶりなポインティングデバイスでタイポの場所にカーソルを移すのも一苦労であったり、小さい画面いっぱいに大きめに表示したウィンドウタイトルが余計に表示領域をせまくして眼精疲労のもとになったりするのである。そう言う意味で、14インチ画面のThinkPad T40のインタフェースは50を迎えようかというをやぢの目と指に理想的なのである。仕事をこなすためにはもう少しCPUパワーがほしいところではあるが。
 一方でたとえPDAクラスの大きさでもiPod touchの革新的なインタフェースなら、まだまだ老眼世代にも使える、というのはうれしい発見なのである。キーボードの比喩をソフトウェアで実現し、指先でポイントして使うというのは、アランケイ氏のDynabook構想以来のキーボードとマウスとを用いたマンマシンインタフェースの限界を越えたのかもしれない。とは言いすぎとしてもiPod touchをスケールアップしたモバイルPCがあってもよいかもな、とこれを見ながら思ったことである。[ハードウェア]

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