蟲文庫@倉敷市

 チョートク師の日記に紹介されていた、倉敷市古書店なり。阿知神社は倉敷の町の中心にある小高い丘の上に立っていて、十二支の動物の細工物を張り付けた方角盤を天井にしたホールというか参拝者休憩所があって、大変気に入っていた場所である。その石垣を背にした立地条件というのは、わかるようなわからないような、その周辺の古い街並みの中の美術館か何かを見学に行ったような記憶もあるが、二十年以上も前のことゆえ、詳らかならず。蟲文庫ホームページには、本格的な顕微鏡で観察しているお下げ髪の少女と猫と亀のレリーフのようなイラストがあるが、これが隠花植物の観察がご趣味のご店主―――チョートク師おっしゃるところの「透明な感じのする美女」なのである。おそらくはこのあたりのお屋敷で育った蟲愛づる姫君ではないかと推測されるわけである。[古書店]

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