How To Install OS X on Your Hackintosh PC, No Hacking Required

 Venter氏も使っていたThinkPad TシリーズにMac OSXを積んでいや〜ん軍団に一矢を報いる、というのはものすごく屈折した夢である。Hackintoshは、PC/ATプラットホームのブートローダーを細工して、Mac OS Xを普通にブート、稼動させるというもので、夢の実現への第一歩に見える。流し読み程度で軽率な判断はできないが、CPUはCore 2 Duo以降の石でないといけないのかもしれないと思ったが、CPU-Zでチェックしたところ、T40のPen M 1.5 GHzのインストラクションセットは「MMX, SSE, SSE2」で、一応合格である。稼動実績もある模様である。
 BIOSの設定を調整し、BitTorrentsから入手したthe Kalyway Install Diskイメージを焼いたDVDディスクでLeopardがインストールできる由であるが、P2Pに接続しなければならないのに、おじけづく筆者である。
 さて、AppleMac互換機のライセンスを供与したのは歴史の上ではほんの一瞬で、長い間エクセレントなOSをインストールしたクールなデザインの機械を売ることにこだわってきた。このOSx86プロジェクトは、昨今価格崩壊ぶりがはなはだしいPC/AT互換機のハードウェアをMac互換機として使うことができる可能性を開くものであるが、著作権保護の立場から言えば限りなく黒に近いことはプロジェクトの認めるところである。
 Appleは自社ハードウェア上ではbootcampによって「ライバルOS」とのデュアルブート環境を提供しているが、今のところPC/AT互換機向けのMac OS Xを売るというビジネスには手をつけていない。多様なハードウェアにすべて適応させるというのはそれなりに大変なことであるが、linuxOpenBSDでできていることではある。まあ、OSのコピー氾濫に手を焼いているライバル企業を見ると、あまり儲からないと判断してしまうかもしれない。[Mac OS X]

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