Nikon Coolscan V ED

 Canon 7 + Jupitar-9 85 mm f/2ファーストライト
 フィルムベースであった画像データをデジタル化するには、どうしてもフィルムスキャナが必要になる。デジカメ紀元前(といっても今から10年ほど前)は、Sony UY-S77でロールごと長巻スキャンしていたものであった。しかし、デジカメ移行後はほとんど出番がないまま気がついたら廃棄されてしまっていた。
 それでここへきてスキャニングされていないものを全部ハードディスクに読み込んでしまおうという第2の網羅的デジタル化プロジェクトが持ち上がって評判の良いCoolscanを導入したのであるが、6コマごとにカットしたのをスリーブから出して最高画質でバッチスキャンすると、12分くらいかかる。すなわち、早いときには1分ほどで撮りきっていたフィルム1本分を1時間以上かけてデジタル化する計算になる。しかも、その間6枚カットのスキャンが終了するたびに掛け替えないといけないので、手間のかかりようはScansnapどころではない。
 とは言うものの、フィルムの保存状態がなかなかよく、Canon 7 + Jupitar-9 85 mm f/2のファーストライト画像に時空を越えて再会できたりするという楽しみ方がありそうである。仕事で使う分から優先的に読み込んでいくとしても、定年までに終わらないのではないかとさえ思われる。スキャンする時間を惜しんでロケに出るべきであろうし、いよいよ身動きが取れなくなった時にお楽しみとしておこう。[Win]

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