Sigma 10-20 mm F3.5-5.6 DCとSigma 35 mm F1.4 DC (2)

 帰途立ち寄ったBicカメラで仕入れたSigmaのカタログには、新発売の品として紹介されている(のに帰宅してから気がついた)。ショーウィンドウには展示されてなかったと思われる。
 SigmaのDCレンズというのは、APSサイズのセンサーを持った一眼デジカメ用にイメージサークルを小さく設計したレンズなので、軽く小さくローコストなわけである。普通の35 mm一眼レフに流用するのは、ケラレが生じるので不可であるが、もう銀塩には戻れないと考えているデジタルフォトグラファーにはこれで必要充分であろう。
 さらに従来のレンズ体系では、実効焦点距離が1.5〜1.6倍になるために、どうしても広角側に穴ができてしまう所である。Sigmaのカタログを見てみるに、この従来の体系から焦点距離を1/1.5〜1/1.6倍にして広角側へシフトさせつつダウンサイジングした、APS一眼専用のもう一つの体系を築こうとする「帝国の野望」が感じられる。
 特にCanon用のレンズは、(一眼デジカメに特化してマイナーチェンジされたEF-Sマウントではなくて)旧型のD60でも使えるEFマウントなので、頼もしい限りである。D60を下取りに出してEOS Kiss digital Newを買わなければEF-Sレンズは使えないが、それくらいならD60は温存するかわりに、手持ちレンズをほとんど処分してこれらのレンズを2本まとめ買いしたい。と思いつめる。とは言え、ジャンクレンズを「ほとんど処分」したところで、所詮何ほどにもなりはしないのではあるが…。[カメラ]

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